ブラックバスもいい魚です。

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つい先程ガサしてきました。この3匹を捕まえ、その場で殺処分をしてまいりました。

正直とても気分が悪いです。少し運動しようと思って近所の沼に行ったのですが、獲れたのはこの3匹だけでした。

気分が悪いのは近所が外来魚に占領されているからではありません。(この沼はとうの昔に国内移入種の大量放流と河川工事で原型をとどめておりません。)

意図的に魚を殺すというのは精神衛生上よくないです。

先週ブル-ギルについてのときもいいましたが、子供達にはこんな思いはさせてはいかんと再確認いたしました。

ブラックバスは一般的にはブルーギルより名の知れた悪者です。釣りの興業などの経済効果や他魚の卵を食べないことから考えても一般的な「悪者度」は圧倒的に後者です。不本意な言い方ですが・・・

にもかかわらずブラックバスの悪名が独走しているのは、やはり報道の偏向や、一度は釣り魚のスターに祭り上げられたせいでしょうか?

あるいはブルーギルが現天皇陛下への贈り物だった為に、いわゆる「害魚」のスケープゴートにされたということも考えられます。

ブルーギルに関しては陛下御自身はそうとうお心を痛めておられるようです。ただ個人的には陛下はほとんど無関係だと思いますが・・・

さて話をブラックバスにもどしますと、導入の経緯などは散々情報がありますのでこの場では無用だと思います。

私がこの魚に出会ったのは、小学生のころ、父が(多分酔っ払って)水槽となぜかこの魚を買ってきて飼っていたのがはじめです。3センチぐらいの奴を数匹飼って、赤虫を与えていたような気がします。

近所のダイエーの熱帯魚屋さんによく売っていたみたいで、死んでは買い、死んでは買いしていたような気がします。「ブラックバスは難しいなあ」みたいなことを言っていた様な気がします。

自分で飼ったのはそれから2,3年した後でしょうか、近所の釣具屋で売っていたので買いました。

この釣具屋さんはかわいそうなことに我々チビ釣りキチたちのたまり場として使われていまして、当時少年達向けのルアー本に影響されみんなで競い合うように買っておりました。

肉食魚の幼魚にありがちな白点病でほとんど死んでしまうのですが、私は当時はじめからメチレンブルー漬けにするという荒っぽい手段で克服したような気がします。

とても良くなれて手からクリルをとるようになったある日、近所の田んぼの用水路で7.8センチぐらいのかわいいナマズを獲りましたので、一緒の水槽に入れました。

次の日の朝、私が見たものはぼろ雑巾のようなバスの変わり果てた姿でした。とても慣れていただけに非常にショックでした。別にそれがトラウマになったわけではありませんがそれ以来バスを買うことも飼うこともありませんでした。

まあ今バスの飼育について語ったところで、なにもお役に立つ情報にはなりませんが、スズキ系の魚類らしくとても慣れて愛玩には優れていると思います。とてもいい魚です。


10年ぐらい前までは日本の魚のためと思い、躍起になって殺して回ったものですが、今改めて考えてみると無駄な殺生だったかもしれません。(ついさっきもやってしまいましたが・・・)

現時点でブラックバス問題につきましては、私は残念ながら明確な答えを見出せずにいます。ブルーギルのときも言いましたが現在の外来生物法はひどくずさんです。放流の是非なくして外来生物もくそもありません。

行政の縦割り振りも全く納得がいきません。以前琵琶湖のコアユの移入の問題について何年か前パブリックコメントを通して環境省にたずねましたが、ひどいものでした。さっきやっと探したのですが、08年2月29日のブログに書いてます。

我々を法で縛るより先に、もう少し農林水産省や水産関係や産業のことや地域の実情とかも調べて話し合った方が良いのではないかと思います。

「法を作り、指導したのでやることはやりました。これ以上の拡散が起こったとしても法を破った人間が悪いのであって私達には責任はありません。」という言い訳をするための法のようにも見えます。

法に従って行動する事は法治国家ですのでしかたないのですが、一番大切なのは実際の現場を見て、体験して、知って、考えることだと思います。

丁度1年前ぐらいに図書館で非常に良い本に出会いましたので紹介致します。(私は即日アマゾンで買った。)
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この本は外国産タナゴ類に対しては非常に厳しく、私達とは立場が違うかも知れませんが、今まで読んだ中では外来生物問題を最も良く考えている方々の書いた本で、とても共感することが多かったです。

外来生物の本なのに冒頭から10番目ぐらいの中にコイやメダカやアユが入っているあたりは本当にすばらしかったです。

先程も外来生物のHPを見ましたが、ブルーギルがこれ見よがしに無造作に箱に入って殺戮されている写真がありました。
まるでブルーギルが悪者です。このHPを作った人間は全員上の本を読んだほうがいいです。注意すべきは外来魚ではなく放流行為であることは現場をいやというほど知っている人間には自明です。

長くなりましたが最後に一言「ブラックバスもいい魚です。」








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