本年もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

                     シロヒレタビラ
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                     シナイモツゴ 
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                     カワバタモロコ
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                     イチモンジタナゴ
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今年も最後になりましたので、夏に養殖部から送られてきた池上げバリバリの個体を並べてみました。
残念ながら池上げの瞬間の美しさを水槽内で再現するのは非常に難しいです。

シロヒレは今年はいまいち子供が取れなかったそうですが、イチモンジは来年は自社生産物でいけそうです。

タナゴ類の美しさは言うまでもないのですが、この産卵期のシナイモツゴの色は本当に渋いです。いぶし銀です。いぶし銀鱗ヤリタナゴです。

カワバタモロコも産卵期のオスは野外ではまさに金色です。もろ金色堂です。

非常に寒い感じになったところで、一つまじめに振り返りますとやはり日本産淡水魚に関しますと、減少に歯止めがかかりません。
そして非常に気になりますのは、原因として結局最後は「マニアや業者の乱獲」で結ばれることです。

ブログでもたびたび報告しておりますように、私は主な原因は開発であると思いますし、その対策や対処があやふやなままで1Aだの1Bだの勝手に希少価値をあおるような、わけのわからない格付けをするようなことは、するだけ時間とお金の無駄だと思います。

多くの種がもともと天然での寿命がそこそこ2,3年のそこらじゅうにいた雑魚なわけですから、環境さえ整えば十分「希少であるまたは危機的である」状況は回避し得ると思います。

護岸や開発による生息地自体の消失は魚どころか生態系そのもの消失であり、個体群に与えるダメージは採集圧の比ではありません。下手をすれば個体群ごと消滅してしまいます。

そんな開発行為をこの数十年野放しにしておいて、最後の最後で私達愛好家、販売者につけを回すというのでは全く納得がいきません。

今、日本淡水魚において国がなすべきことは国土交通省とよく話し合い、開発のやり方を見直すことと、いままで散々破壊の限りを尽くしてきた、あるいは現在もやっている手段を再検討すること、代替地の提案、造成であると思います。

私がかつて住んでいた団地も以前は氾濫源の湿地帯を埋め立てた所で、年配の方の話によると、かつてはヤリタナゴやミヤコタナゴがぐじゃぐじゃにいたそうです。

結局このような場所を元に戻せといっても無理な話ですので、無駄に遊ばせている場所に生息地を作ってあげたり、街中でも湧き水などを流すなど、似たような生息地を作る努力の仕方はあると思います。
もちろん失敗もあるでしょうし、これらの場所に分布の全く違う生息種入れるのはするべきではないと思いますが、ここまで状況が悪化している以上、流域規模でならこのまま極々限られた生息地でだだ血が濃くなるのを待つだけならば積極的に「逆開発」をするべきだと思います。(ハリヨやミヤコタナゴのように逆手にとられ絶好の税金投入の機会を与える場合もありますが・・・)

「格付け」することで「啓発」をして、「希少種を扱う」ことで「乱獲の共犯」とすれば、役人の責任が問われることはありません。良く出来たシステムだと思います。この国のシステムの氷山の一角を見た気がします。

ですが正直、諫早湾や長良川河口堰の稼動を指をくわえて見ている「保身の鬼」みたいな人たちには期待しておりませんので、来年も私達は時間が許す限り、増養殖に力を入れていきたいと思っております。

本年当店でお買い物をしていただいたお客様、本当にありがとうございました。またお付き合い下さった養殖業者様、採集業者様、問屋様、個人のブリーダー様には厚く御礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

オッケーフィッシュファーム代表 中村

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